東日本大震災の被災地から
盛岡の退職看護師が支援できること
佐々木 典子
pp.889
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102024
- 有料閲覧
- 文献概要
3月11日14時46分。盛岡に住んでいる私は、そのとき自宅の居間で、携帯電話のエリアメールのけたたましい音にびっくりしながら、次第に激しくなる地震を感じておりました。揺れが収まりひと心地がつき、地震の情報をみようとテレビをつけましたが停電で映りません。でも、まだそれほど大変なことが起こっているとは知らずにおりました。
やがて蝋燭の明かりの中で聞いていた携帯ラジオから、地元ラジオ局のアナウンサーが、真っ暗闇の中に浮かぶ信じられない陸前高田の情景をリポートする悲壮な声が聞こえてきました。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.