病院めぐり
盛岡赤十字病院外科
斉藤 純一
pp.1449
発行日 1996年11月20日
Published Date 1996/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902571
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盛岡赤十字病院は大正天皇即位記念行事として,大正9年4月に日本赤十字社岩手支部病院として石川啄木の学び舎としても有名な盛岡中学校の校地および校舎などの交付を受け,98床で開院しました.その後数度の新築,増築の後,建物の狭隘,老朽化などのため前川村隆夫院長の英断で昭和62年12月に「緑に囲まれた,心温まる病院」を模索しながら盛岡市郊外の現在地に移転新築しました.
診療圏は盛岡市周辺で人口約48万人を擁し,一般病床数492床,一日外来患者数が約1,100名の病院です.外科病床数は53床で,当外科は日本外科学会・日本消化器外科学会・日本大腸肛門病学会の認定修練施設に指定されています.常勤医3名,非常勤医2名,嘱託医3名からなり,非常勤医は岩手医科大学第1外科と第3外科から3か月あるいは6か月のローテーションで大学からの新しい風を持ち込んでもらい常勤医の老化(?)を防いでいます.手術日は火曜日から金曜日とし,木曜日の午後5時からは放射線科,消化器内科などの関連する科の医師が集まり,症例検討を行っています.
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