特別記事
3月11日、宮城県名取市の訪問看護ステーションで起こったこと―訪問看護師・遊佐 郁さんを偲んで
編集室
pp.707-713
発行日 2011年9月15日
Published Date 2011/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101969
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東日本大震災で、命を落とした1人の訪問看護師がいます。
岡部医院訪問看護ステーション(宮城県名取市)の遊佐(ゆさ)郁(かおる)さんです。
3月11日の東日本大震災後の津波から、寝たきりで日中独居の利用者さんを2階へと避難させるなかでの出来事でした。
「利用者」「自分の家族」「自分自身」の安全確保・安否確認をいかにするのか? これほどの災害において、どのような「災害時対応マニュアル」なら機能するのか?
訪問看護師の誰もが直面しうる重大な問いを孕んでいます。
その日、遊佐さんと、そのチームのメンバーたちに何が起こっていたのかを、5月28日に行なわれた「遊佐郁さんを偲ぶ会」での様子とともに報告します。
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