特集 災害と地域ケア
【座談会】
在宅神経難病の災害時支援―災害時対応の“常識”が通用しない大規模災害に備えて
安田 智美
,
千葉 芙美
,
長谷川 詩織
1
,
川口 有美子
2,3,4
1いわき自立生活センター
2日本ALS協会
3NPO法人さくら会
4訪問介護事業所「ケアサポートモモ」
pp.750-761
発行日 2011年9月15日
Published Date 2011/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101980
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3月11日、東日本大震災の直撃を受けた宮城県・福島県で、在宅療養中だった神経難病の方々に、いったい何が起こっていたのか?
人工呼吸器や吸引器を使用する神経難病の方にとって、「電気」はまさに命綱(ライフライン)。自宅で停電にいかに対処したのか?
「水」や「栄養」の供給が途絶するなか、助けになった“ネットワーク”とは?
そのとき、訪問看護と介護をはじめとするケア職はどう動いたのか?
福島では原発事故の影響も少なからずあり、解決しない問題が多々残るなか、お話しいただいた「現地での体験」から見えてきたのは、これまでの枠組みを超えた助け合い、共に生き残るための知恵と工夫でした。
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