連載 在宅ケア もっとやさしく,もっと自由に!・21
東日本大震災被災地での支援会議
秋山 正子
1
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
pp.510-511
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101910
- 有料閲覧
- 文献概要
4月2日、日本赤十字秋田看護大学で教育(地域域護)に携わる中村順子さん(もと訪問看護師)が岩手県陸前高田市に支援に入ると聞き、私は最終便で秋田に飛びました。現地で中村さんと落ち合い、翌早朝、佐々木亮平さん(もと陸前高田市の保健師・現 同大助教)とともに大学の車に同乗させてもらい陸前高田市に入り、今後の方向を決める支援会議を傍聴させてほしいとお願いしたのです。交通網が寸断されていますから、このような形でないと現地入りは難しい。その夜には秋田に戻り、翌朝一番の飛行機で東京戻りというスケジュールです。
支援会議には現地の訪問看護師も出席するというので、私は在宅ですぐ役立つであろうゴム手袋やアルコール綿、軟膏類、トロミ剤など、さらにシャワーボトル用に、穴を開けたペットボトルのキャップも10個ほど持参しました。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.