特集 東日本大震災への災害支援
日本看護協会の取り組みと現場からの報告
[座談会]東日本大震災被災地におけるコーディネーターとしての活動と課題
石井 美恵子
1
,
多久 和善子
1
,
佐々木 吉子
2
1日本看護協会看護研修学校 認定看護師教育課程 救急看護学科
2東京医科歯科大学大学院 保健衛生学研究科先端侵襲緩和ケア看護学分野
pp.540-546
発行日 2011年7月10日
Published Date 2011/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102095
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
地震発生時のこと,そして災害医療との関わり
石井 地震発生当時は,東京の清瀬にある日本看護協会看護研修学校で,認定看護師向けの実習指導者の研修を行なっていました。研修生のなかには福島や宇都宮から来ている人もいて,彼女たちを被災地に戻さなければいけないわけで,いろいろなネットワークを使って,彼女たちを地元まで運んでくれる手段を探しました。
災害医療に関しては,1995(平成7)年の阪神・淡路大震災以降に,当時勤めていた北里大学病院で災害医療の研修に行かないかという話があって,1か月間,米国のいろいろなところで災害医療の研修を受け,その後,神奈川県のトリアージの研修だとか,神奈川県災害医療拠点病院連絡協議会の委員を務めました。今は顧問という立場です。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.