特集 在宅だからこその“ラップ療法”
―貼っただけでは治らない!―在宅ラップ療法で一番大切なこと
小林 和世
1
1若葉オストミーセンター
pp.204-207
発行日 2011年3月15日
Published Date 2011/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101814
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在宅の褥瘡ケアで最も重要なことは、「家族がどの程度まで褥瘡ケアに参加できるか」を評価することです。在宅は、治療の場である前に「生活の場」であり、生活の一部として褥瘡ケアを取り入れられるかどうかが、大きな鍵になります。
そのような観点で考えると、ラップ療法は、簡便で、痛みが少なく、観察しやすく、経済的であるなど多くの利点があります。しかし、在宅では医療者が関わる時間が少なく、何か起きたときの判断や、異常が起きた場合の対応などが的確に行なわれるかどうかが問題になってきます。
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