特集 在宅だからこその“ラップ療法”
―ナカノ式褥瘡評価基準による―ラップ療法の被覆基材の選び方
中野 一司
1,2
,
泊 奈津美
3
1医療法人ナカノ会
2鹿児島大学医学部
3医療法人ナカノ会ナカノ訪問看護ステーション
pp.208-212
発行日 2011年3月15日
Published Date 2011/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101815
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ラップ療法は自然治癒力を支援する
ラップ療法とは、鳥谷部*1が提唱した簡便・低コストの優れた褥瘡治療法である。ラップで褥瘡をやさしく包み、“自然治癒力”を支援するのがこの療法のコンセプトだ。褥瘡は、水(水道水)で洗い、ラップ(穴あきポリエチレン袋や紙おむつなどを含む)で傷を乾かさないよう工夫(ケア)すれば、自然に治癒する。
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