連載 マグネットステーション インタビュー・24
地域への積極的な情報発信―白十字訪問看護ステーション,秋山正子統括所長に聞く
木村 憲洋
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1高崎健康福祉大学健康福祉学部医療福祉情報学科
pp.989-993
発行日 2009年12月15日
Published Date 2009/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101482
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地域に根ざした訪問看護の提供
木村 基本方針をお聞かせください。
秋山 地域に根ざしながら訪問看護を実践してきた在宅医療・福祉の経験を活かし,さらに研鑽を積みつつ,質の高い看護を提供するよう努力する。利用者さんが自らの尊厳を守られながら,住み慣れたご自宅での生活が続けられるように,生活リハビリテーションも含めて,お手伝いさせていただく。
この地域は,急性期病院が非常に多いという特性があるんですね。ですから,構築したネットワークを使いながら,急性期病院との連携を密にし,速やかな退院調整をして,必要なニーズに応えて訪問看護を提供するようにしています。
また,ホスピスケアをずっと提供してきたので,これまで培ったスキル・マインドを活かしたケアを末期がん以外の方にも提供したい。そのためには質の担保が必要ですので,看護師個人のスキルの質を高め,在宅ホスピスを地域で実現していきたいと思っています。
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