特別記事 東京都認知症対策推進会議医療支援部会報告書
[座談会]認知症の人を地域で支える体制づくりに「看護が果たす役割」を組み込んだことに大きな意義があった!
西本 裕子
1,2
,
秋山 正子
3,4
,
水村 純子
5
1東京都介護支援専門員研究協議会
2慈生会中野ケアプランセンター
3東京訪問看護ステーション協議会
4白十字訪問看護ステーション
5北区みずべの苑地域包括支援センター
pp.672-677
発行日 2009年8月15日
Published Date 2009/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101399
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認知症の人が尊厳をもって生きていくにはどうしたらよいか
西本 医療支援部会では,現状をフランクに話し合えたと思います。今後はそれぞれの地域で,この部会のような話し合いができるチームをつくらなくてはと感じました。地域での支援を,話し合いのなかで形づくっていかなければ,いつまでも認知症になった人,声の弱い人が置き去りになってしまいますから。
秋山 出席者全員がそれぞれの立場をわかったうえで,自分に求められていること,自分の実践の場からのきちんとした発言を重ね,それぞれを尊重した話し合いができていったと思います。看護の立場からは,自分たちがやっている実践活動自体は決して卑下するものでも,大変ですけど,そんなに誇らしげに言うことでもないかもしれない。普通に,あまりものおじせずに話していくことで,皆に伝染するような感じがしました(笑)。
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