連載 マグネットステーション インタビュー・19
活発なカンファレンスで情報共有―恵光訪問看護ステーション,桃井ヱミ所長に聞く
木村 憲洋
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1高崎健康福祉大学健康福祉学部医療福祉情報学科
pp.531-535
発行日 2009年7月15日
Published Date 2009/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101361
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最後の短期在宅療養を支える
木村 利用者さんに多い疾患はどういったものですか。
桃井 がんですね。当ステーションの利用者は平均65人,そのうち3分の1は医療保険の利用者です。今月は,25人中20人ががん末期の方でした。2,3日訪問して再入院や死亡で終了となるケースが増えています。
そういったケースでは退院調整のカンファレンスの機会もないまま,訪問して初めてお会いすることがほとんどです。訪問看護の依頼の翌日には退院,初回訪問の後で看護サマリーが届くといったケースもまれではありません。
でも,在宅で看取る件数は少なく感じています。ご自宅から病院に戻ってしまわれるんです。
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