特集 命を伝える
限りある命を生きるとはどういうことか―増渕惠さんからの宿題
佐川 朋美
1
1茨城県立中央看護専門学校
pp.372-376
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101321
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昨年10月,同僚の増渕惠さん(享年37歳・看護教員)を送った。急性リンパ性白血病で,1年2か月の闘病の後のことであった。限りある命を生きるということはどういうことか,増渕さんをそばで見守っていた私は,彼女からたくさんの宿題をもらった。
増渕さんが闘病記やエンディングノートに残した言葉,自分の可能性を模索し,生きることに向き合った日々をたどりながら,「命への思い」のいくつかを伝えられたらと思う。
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