連載 マグネットステーション インタビュー・9
―訪問看護ステーションコスモス―山下眞実子所長
木村 憲洋
1
1高崎健康福祉大学健康福祉学部医療福祉情報学科
pp.717-721
発行日 2008年9月15日
Published Date 2008/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101148
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
国内で最も医療が届かない地域
木村 なぜ日雇い労働者や路上生活者が多く,ドヤ街と呼ばれる簡易宿泊所の密集する山谷でステーションを立ち上げたのですか。
山下 山谷地域で看護師の資格を生かして働きたいと思っていました。最初は必ずしもステーションでとは考えていなかったのです。しかし,8~9年前のこの地域には看護師が働けるような場はありませんでした。ボランティアとして活動をしているなかで,「訪問看護ステーションでもやろうかな」と考えました。訪問看護の経験はなかったんですが,NPOの法人格をとり,看護師3人と事務1人で始めました。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.