特集 自己決定を支える排泄ケア―相談員育成による取り組みから
山形県排泄ケアマネジメント相談員による活動の実際
社会福祉協議会と在宅介護支援センターの取り組み
伊藤 達也
1
,
庄司 浩
2
1米沢市社会福祉協議会地域サービス課
2健康福祉サポート「かがやき」
pp.196-197
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101024
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社会福祉協議会の啓発活動(伊藤達也)
2007(平成19)年4月時点で,米沢市の65歳以上の高齢者は全人口9万120人中,2万2164人であり,高齢化率は24.6%。県平均をわずかに下回るものの,全国的に見れば高い数値といえます。また,市の紙オムツ給付事業の受給者も年々増加しています。受給者のなかには予防的に紙オムツを使用している方や,安易に申請に来る方などが増加しているようでした。
市役所の担当者とも情報交換しながら現状を調査した結果,「市が無料で行なっているのだから,もらえる物は全部もらってしまったほうが得だ」「トイレ誘導しても途中で失禁してしまうのでやるだけ無駄」と考えている方が大勢いることがわかり,意識改革が早急に必要であると考えられました。
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