実践報告
自主性に基づく高齢期の生涯学習―転倒予防教室の実践より
青田 正子
1
1日本バプテスト看護専門学校
pp.766-769
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100910
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
社会保障制度の現状にあわせて,これからの高齢者は自分の力で「より善く生きることを」を学びながら,加齢に伴う身体的,精神的,社会的変化に適応していくことが求められている。
そのようなライフステージにある高齢者は,医療や福祉の対象として受身的な存在としてとらえられがちであるが,高齢者自身が自主的な活動を望んでいる場合は多い。
生涯学習の基本的理念の一つに「自主性」がある。高齢者の学習にも同じ原理が当てはまると考え,基本理念である「自主性」に基づく高齢者の生涯学習とはどのようなものであるか,そこにはどのような特徴,課題があるかを転倒予防教室の実践による事例によって検討したい。
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.