研究報告
新予防給付導入による要支援高齢者の生活の変化と受け止め方―導入直後と導入3か月後のインタビューを通して
大宮 薫
1
1社会福祉法人若菜 知的障害者授産施設すが野の里
pp.770-775
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100911
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2006(平成18)年4月より介護保険の改正に伴い新予防給付が開始となった。厚生労働省はこの予防給付について「一人ひとりの生きがいや自己実現のための取り組みを支援して,生活の質の向上をめざすものである」1)としている。
しかし高齢者にとって複雑な介護保険制度がさらに大きく変化することは,理解をより困難にし,同時に現在受けているサービス内容,ひいては生活そのものの変化も生じることとなり,利用者に大きな混乱が引き起こされることが予想される。
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