特集 訪問看護の仕事の魅力を伝えよう
人材確保の取り組み―ヘルパーステーションの介護職採用を中心に
松田 栄子
1
1都筑医療センター在宅事業部
pp.365-370
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100867
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はじめに
在宅療養を支える訪問看護,訪問介護,居宅介護支援はいずれの事業も労働集約型事業であり,人材の質はサービスの質に直結する。いかに優秀な人材を集めるか,またいかに優秀な人材に育てるか,さらには需要に過不足のない数の人材を確保するか,訪問看護ステーションの経営の成功の可否はここにかかっていると言っても過言ではない。
横浜市北部の都筑区において,1996(平成8)年に訪問看護ステーションを開設,1998(平成10)年にヘルパーステーション,2000(平成12)年から居宅介護支援事業所,2004(平成16)年から福祉用具貸与事業所と,多角化をしながら事業を拡大してきた。その過程はまさに「人」の確保と教育の歴史であり,試行錯誤の連続であった。今回は私のその汗(冷や汗も含めて)の歴史を紹介する。
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