連載 訪問看護 時事刻々
今月の話題 国会でのやりとり
石田 昌宏
pp.483
発行日 2007年6月15日
Published Date 2007/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100827
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4月24日,衆議院の決算行政監視委員会第3分科会で,訪問看護に関するやりとりがありました。質問に立ったのは阿部俊子衆議院議員。受けたのは厚生労働省の幹部たち。阿部俊子衆議院議員は1年半前の郵政解散で岡山県から初当選を果たした唯一の看護職衆議院議員で,日本看護協会の副会長を務めていたこともある若き論客です。
阿部俊子議員は質問の冒頭をこう切り出しました。「わが国の医療制度改革において最も重要な柱の1つである在宅医療の推進について質問をいたします」。この決意のもとに,平均在院日数の短縮も,ターミナルケアの充実も,患者の意思の尊重も,すべてにおいて訪問看護の充実の必要性をまず主張しました。そして具体的な制度改善項目として,退院当日の訪問看護の評価と衛生材料取り扱い規制の緩和について追及しました。
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