連載 訪問看護 時事刻々
今月の話題 看護的視点をもった経営
石田 昌宏
1
1日本看護連盟
pp.969
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100818
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10月30~31日に,火の国,熊本で第8回日本看護サミットが開かれた。看護サミットは,都道府県とその都道府県の看護協会が主催し年に1回開かれる大会である。厚生労働省や日本看護協会も後援し,看護の課題を討論する重要な会だ。
今年の基調フォーラムは「『看護新時代』―これからの医療を変革する看護」と題し,田村やよひ座長(厚生労働省看護課長)のもと,尾形裕也九州大学大学院教授,南野知惠子参議院議員,潮谷義子熊本県知事をパネリストに迎え,看護が社会に求められていることについて討論が行なわれた。県知事としてはじめて参加した潮谷知事からは,県の財政が厳しいなかで県立の看護専門大学院設置に向けた提案と,看護職への支援を求める発言があり,場内が沸く一幕もあった。また,特別講演では,日野原重明先生が看護に対し92歳とは思えぬ力強いエールを送った。
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