特集 進化する入浴ケア[1]安心で安全な介助とは?
お風呂から始まる介護の意識変革―入浴ケアの取り組みから介護の見直しと施設の変革へ
石橋 大助
1
1介護老人保健施設ひらどせと入浴委員会
pp.724-729
発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100778
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それは入浴ケアの見直しから始まった
介護アドバイザーの助言
介護老人保健施設「ひらどせと」では,2001(平成13)年10月,㈱日本生活介護から迎えた介護アドバイザー高口光子さんの助言を受けて,利用者100名中18名を1ユニットとして,介護のさまざまな面で「生活リハビリ」を取り入れて,介護の見直しや変革への取り組みを始めました。
まず入浴ケアについて,施設にもともと設置されてはいたものの,シャワー浴だったのでほとんど使われていなかった3人浴槽を使って,「生活リハビリ式」入浴(1人座位入浴)を試みました。イレクター(自作用組立部品。矢崎化工株式会社)で手作りした入浴台や浴槽内の仕切り板,手すりなどを使っての入浴でした。
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