特集 変わりゆく市民意識と保健婦活動
座談会
意識変革を迫られているのは誰か?
森本 忠良
1
,
下屋敷 ツナ
2
,
小野 光子
3
1新宿保健所
2木更津保健所保健指導課
3秦野保健所
pp.644-653
発行日 1974年12月10日
Published Date 1974/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205543
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本誌 産業の高度成長に伴って,生活環境の汚染とか,公害とか,あるいは食品衛生の問題とかが,社会問題化されつつある今日,住民の健康に対する意識が,変革しつつあり,いろいろな形の運動が起こっているという状況の中にあって,地域医療の最先端をになう保健所およびそこに所属する保健婦の役割は,いっそう重大になってきているのではないかと思います。そこで,今までの考え方,今までの方法のままで,その地域住民のニードに応えていけるであろうか。もし,いけないとすれば,どこに問題があるのだろうか。それぞれの保健所の背景をふまえたうえで,まず問題点を出していただきたいと思います。
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