連載 ドキュメント―介護アドバイザーが行く③
職員研修で現場の声を聞く―介護現場から見た看護・介護リーダーの位置づけ
高口 光子
1
1介護アドバイザー、理学療法士
pp.222-226
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100491
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老人病院のリハビリ科科長,特別養護老人ホームの介護部長を経て,介護の変革を請け負う介護アドバイザーになった著者の活動日記風レポート。
派遣されて行く先々の老人ケア施設での試行錯誤的な活動を通じて,介護施設のケアシステム,介護従事者の教育・研修セミナー,介護者の意識の変革など,介護の現状を現場感覚でレポートします。
施設の特徴を読みとる
前回報告したように,「配置図」というのは,法律に基づき(私の場合,介護保険法に関与することが多いので,その施行法に基づき)示された運営基準にのっとって,職員の配置を図表化したものである。
法人内に施設系・短期入所系・通所系・訪問系,そして居宅介護支援事業所というように各サービス事業所が設置されている。そこは各々運営基準通りに管理者,看護・介護の専任者,相談員,リハビリ専任者,サービス提供責任者等を明らかにしなければならない。職員が果たさなければならない責任にはどのような法的根拠があるのか,これを各自が知っておくことを確認するものである。
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