研究報告
高齢者訪問看護の経済効果に関する文献レビュー
齋藤 綾子
1
,
高橋 千尋
2
,
阿部 俊子
2
1群馬県立県民健康科学大学看護学部地域健康看護学教育研究分野
2前・東京医科歯科大学
pp.774-779
発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100325
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日本における高齢者(65歳以上)人口は2000(平成12)年の国勢調査では2200万5152人となり,高齢者比率は17.3%となっている*1。これからも高齢者人口の増加が予測され,2025年には3472万6000人(28.7%)となるといわれている*2。
日本における一般病床等の平均在院日数は20.7日*3と世界的にも長く,それに対し米国での急性期病棟の平均在院日数は5.7日(2002年)*4である。今後は平均在院日数が短縮されることが予測され,在宅高齢者は増加,重症化していくことが予測されている。そこで,在宅高齢者訪問看護における看護の関わりの重要性を明確にするために,高齢者訪問看護における経済効果の文献をレビューした。
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