インタビュー
『山谷でホスピス始めました。』著者の山本夫妻に聞く
山本 雅基
1
1きぼうのいえ
pp.680-684
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100309
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2002年10月,東京都台東区の「山谷」に在宅ホスピスケア対応型集合住宅「きぼうのいえ」を開設した山本夫妻。日雇い労働者やホームレスの人たちが多く生活している山谷での日々が1冊の本にまとめられた。
――ぼくは当初,ホームレスだった人や,極端に困窮した人々が,最期の時を豊かに過ごせる場所,そんな施設を作ろうと思った。しかし実際に施設をオープンしてみると,ホームレスであった人だけでなく,戦後の日本で市井の一市民として生き,社会を支えてきた人々の終のすみかにもなっている。――と書く山本雅基さん。看護師の資格があり,看護雑誌の編集者としてのキャリアを持つ妻の美恵さんとの二人三脚で,3月からヘルパーステーションを開設し,さらに地域に開かれた活動が繰り広げられている。
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