連載 訪問看護 時事刻々
今月の話題 社会参加・社会貢献
石田 昌宏
pp.939
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100233
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精神科で働く看護師を中心とした職能団体である日本精神科看護技術協会が,最近『訪問看護ステーション開設マニュアル』を出した。経営のノウハウ本かと思いきや,若干,趣が違うようだ。
「看護師が起業する。(中略)失敗したら失業する可能性もあるかもしれないというリスクがある反面,コミュニティビジネスに参加するという夢もある。新しい自分や地域の人々との出会い,そこには自らを社会的・経済的な存在と位置づけることからの発見も待っている。企業を興すことによってしか得られないものがある」―「はじめに」の冒頭に書かれている言葉だ。リスクと夢を天秤にかけ,新たな発見を求め決断する看護師の想いが伝わってくる。
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