連載 ケアの方舟・14
良い病院とは何か
石原 雅彦
pp.690-692
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100194
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治療の場としての病院
3人の親が相次いで病を得て,病院への付き添いが始まり,看護・介護する僕と妻が考えるのは,“親たちにとって良い病院とは何か”ということである。
義父のように重いパーキンソン症候群などという病気になると,良い病院とは優れた知識と技量を持つ医師のいる病院のことである。それはわずかな薬の量の調整など,小さな治療の善し悪しが驚くほど症状を改善したり悪化させたりするからだ。
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