特集 在宅における褥瘡ケア
在宅褥瘡ケアの基本と工夫
家族・介護者への指導のポイント
祖父江 正代
1
1岐阜県立岐阜病院看護部
pp.261-268
発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100062
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
褥瘡ケアの基本はリスクアセスメント,減圧,栄養状態の調整,スキンケア,患者教育である。これらのケアを適切に行なうことで,褥瘡の予防,また発生した場合でも早期治癒が可能となる。
病院ケアと在宅ケアの異なる点は,病院では医療者が1日のうちある一定時間を患者と関わっているが,在宅では介護者である家族が,利用者のケアをしながら毎日生活をともにしているという点である。このような状況で適切なケアが行なわれるようにするためには,理想的な褥瘡ケアの方法を紹介するだけではなく,家族の介護負担が強くならないよう継続可能な方法を工夫するとともに,利用者や家族が理解しやすい方法で指導していく必要がある。
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.