特集 小児の在宅生活を支援する
小児の在宅医療の課題と訪問看護師への期待
吉野 浩之
1
,
吉野 真弓
1
,
田中 裕次郎
1
,
福地 将彦
1
,
太田 秀樹
1
1医療法人アスムスおやま城北クリニック
pp.112-118
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100020
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進む小児医療と進まない小児の在宅医療
近年,小児医療は急激な進歩を遂げており,これまで治療が困難であった病気の子どもたちも元気に成長することができるようになってきた。その一方で,障害とともに生きていかざるを得ない子どもや,長期間の入院を余儀なくされる子どもも少なくない。
また,高齢者を中心にした在宅医療システムは徐々に整備されつつあり,在宅医療の環境は整いつつある。さらに,ME機器の進歩により,人工呼吸器や種々のモニターなどの精密な医療機器であっても,小型化され,操作が簡単で,維持管理も容易な機種が開発され,在宅でも安心して使用することができるようになってきた。
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