特集 医療連携における看護師の役割
がん終末期ケアにおける医療連携の現状と課題―病院看護師と訪問看護師への期待
福井 小紀子
1,2
1千葉大学看護学部
2前 国際医療福祉大学大学院
pp.397-402
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100504
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医療連携のあり方を考えるに当たり,疾患の種類による病気の進行速度や,病期による患者の医療依存度は異なってくることから,これらを考慮していくことは重要である.なかでも,がんの終末期に関しては,病気の進行速度が速く,かつ医療依存度が高い対象となることから,医療連携においても看護職の果たす役割が特に重要となる.そこで,本稿では,“がん患者の終末期ケア” に焦点を当て,この対象における医療連携のあり方と看護師が担う役割について,海外の状況やこれまでに行った筆者らの研究結果を基に述べる.
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