看護管理 調査・研究
心臓カテーテル法と手術にかかる看護時間と費用の調査
大伍 マサヨ
1
,
池田 幸子
1
,
増子 ひさ江
1
1武蔵野赤十字病院看護部
pp.251-253
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902195
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はじめに
現在の診療報酬では,病棟の看護においては基本看護料として看護料金体系に組み込まれている.しかし外来,手術,検査においては,看護料として承認されていない.看護協会でも点数改正のつど,これらの部署における診療報酬の新設を要望しているが,『外来や手術室での看護婦独自の働きはどのようにあるか』と逆に問われているようである1).
確かに検査や手術時に看護婦独自の判断で行動できることは少ない.しかし,保助看法には看護婦の業務には「診療の補助」も業となすことが規定されている.したがって,看護婦がしなければならない補助業務であれば,当然看護行為として認められるべきものであり,料金体系に組み込まれる性質のものである.これらの部署で,1事例につき実際にどれ位の看護時間を要し,どの位の費用が支払われているかを量的に知ることは,看護業務を見直すうえからも有用なことである.
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