焦点 どうなる!? 「看護必要度」
急性期病棟における「臨床的看護必要度」に関する研究―「手間がかかる患者」を判断する基準とは
筒井 孝子
1
1国立公衆衛生院・公衆衛生行政学部
pp.40-46
発行日 2002年1月10日
Published Date 2002/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902105
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研究の背景と目的
看護職員は,患者に必要な看護内容やその量を直感的に判断しながら,看護業務を提供している。また,看護管理者は,これらの判断された量を総合化し,その総量に基づいて病棟業務に支障をきたさないよう病棟における職員の配置をし,さらにこれを日々修正することによって提供される看護業務量の管理を行なっている。
急性期病棟において,この業務量管理が特に重要である理由は,日によって,また,その日の時間帯によって提供する看護業務の内容やその量が大きく変動するからである。このように患者の様態や提供すべき業務量の判断とその修正は,日々の看護管理にきわめて重要である。
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