特集 これからの看護管理者がもつべき視点と発想
[インタビュー]医療事故が起こったときどうするか―根拠と誇りをもって行動するために
鈴木 利廣
,
福留 はるみ
1
1聖母女子短期大学
pp.27-35
発行日 2002年1月10日
Published Date 2002/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902102
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
横浜市大病院事件判決からの示唆
福留 今日は,医療事故の現場に法律家として関わってきたこれまでのご経験から,医療事故が起こったとき,看護管理者はどのような根拠をもって,どう行動すればいいのか,お聞きしたいと思います。看護管理者は,医療の現場にいながらも,事故が起こったときどうすべきか判断と対応に困っている方が少なくありません。そういった方々へのアドバイスをいただければと思います。
先ごろ,横浜市立大学病院事件の判決が出ました。その判決について,お伺いしたいと思います。
鈴木 判決は出ましたが、判決全文がまだできておらず,判決要旨だけしかないので,法律家としては少しコメントしづらいですね。日本看護協会がこの判決に対して見解を出していましたが……。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.