特集 "交渉"について考える
ネゴシェーターとしてのナイチンゲール
多尾 清子
1
1藍野医療技術専門学校
pp.74-78
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901870
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はじめに
ナイチンゲール(F. Nightingale, 1820-1910)が看護の分野で看護方法についての組織的研究を行ない,その研究の結果を応用実践して著しい成果を挙げた功績は,歴史的に高く評価されています.
しかしながら,彼女のそのような研究と実践の原流となるのは,彼女が,当時欧州に勃興し始めていた近代統計学の影響を受けて,科学としての統計学を研鑽し,課題の調査やそのデータを分析する実践的応用力を身につけていたことによるのです.
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