外来に変化を・4
セルフ・ヘルプ・グループの組織化と維持―Ⅱ.乳癌術後患者のセルフ・ヘルプ・グループ/Ⅲ.セルフ・ヘルプを成功させるためのマネージメントの力
久保田 加代子
1
1筑波大学付属病院
pp.321-325
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901845
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Ⅱ.乳癌術後患者のセルフ・ヘルプ・グループ
現在,当外来には‘くるみの会’という乳房切除を受けた患者のセルフ・ヘルプ・グループがある.外来看護婦が乳癌患者への術前・術後の意図的関わりを始めて3年めを迎えた.外来での個々の患者への声かけからはじまり,病棟看護婦・医師とのネットワークづくり,セルフ・ヘルプ・グループの組織化というプロセスをたどってきた.この取り組みを振り返りながら,乳癌患者にとってのセルフ・ヘルプの意義や有効性,看護婦の役割について考えてみたい.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.