特集 看護の質を評価する指標開発の動向
看護QI研究会活動報告
看護QIプログラムの自己評価票の開発
上泉 和子
1
1青森県立保健大学
pp.422-425
発行日 2002年6月10日
Published Date 2002/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901644
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はじめに
前項では私たち研究班がこれまで開発してきた看護QIプログラムの第三者評価型が紹介されています。それは,サーベイヤーが病院に出向いて観察したり,インタビューをしたりする評価方法です。これは客観的である反面,なかなか普及しないという欠点がありました。そこで,普及を容易にするための方策として,自己評価型のプログラムを開発するというのが昨年度の研究課題でした。これは,先行研究(→p. 421)が基盤になっています。1999(平成11)年度は,第三者評価型の評価票を用い,自己評価型評価票のVer. 1をつくりました。翌2000(平成12)年度には,自己評価型の評価ツールを洗練しました。
私たち研究班では,簡便に行なえる自己評価型の評価ツールにより,質評価を普及させたいこと,評価の結果を改善につなげていきたいこと,そしてゆくゆくは質改善の管理体制づくりに有効であるような方法を開発したいと考えて研究を続けています。
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