特集 看護の質を評価する指標開発の動向
看護QI研究会活動報告
看護QIプログラムによる第三者評価
内布 敦子
1
1兵庫県立看護大学・実践基礎看護学II
pp.416-421
発行日 2002年6月10日
Published Date 2002/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901643
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はじめに
私が参加している「看護ケアの質評価・改善の管理体制づくりに関する研究班(主任研究者:上泉和子・青森県立保健大学)」は,1993~1997年まで,兵庫県立看護大学の片田範子教授が行なっていた厚生科研の「看護ケアの質の評価基準に関する研究」をいわば引き継いで研究を続けています。片田班の研究については,雑誌『看護研究』に詳しく紹介されています(→資料参照)。
現在,私たちはこの研究によって開発した看護の質評価ツール「看護QI(Quality Improvement)プログラム」を「医療の質に関する研究会(主宰:岩崎榮・日本医科大学理事)」の協力を得て,同研究会に評価を依頼した病院のなかから同意が得られた年間4~5件のケースを評価している段階です。
ここでは,この評価ツールの普及をめざして,その概要をご紹介します。
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