連載 町看護婦から医療を見ると・3
「怖い」ということ
新田 幸代
1
1新田クリニック
pp.260
発行日 2000年3月10日
Published Date 2000/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901180
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Eさん(85歳男性)は妻と2人暮らし。元来病院嫌いで,十年以上前に大腸の手術と前立腺肥大症の手術を受けて以来通院歴はありませんでした。
加齢と動脈硬化性病変(狭心症と両下肢閉塞性動脈硬化症)のためにADL(日常生活動作)が徐々に低下し,両外踝に褥瘡ができたため,家族が当院にかつぎ込んできました。外来での内科的治療で下肢の血行状態が改善し,労作時胸痛も消失しました。
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