グラフ
病院看護職、地域でのケアに活躍する
佐藤 紀子
,
八木 保
pp.93-96
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901163
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北海道にある滝川市立病院は滝川市のほぼ中央に位置しており,市役所と向かい合って建っている。瀟洒な市役所の建物とは対照的に,この病院は1973(昭和48)年の建築で,決して近代的な建物ではない。しかし,看護部長の小林勝子氏が「21世紀には急性期の間だけ病院で医療を受け,できるだけ早期に在宅で暮らせるようにしなくてはいけないし,そうなれば今のベッド数までは必要ないであろう」と話すように,滝川市では,在宅サービスを中心に人的環境を整えることに力を注いでいる。
実際,滝川市全体での「人々が健康に暮らせるための仕組みづくり」は,病気であっても障害があってもその人がその人らしく生きられるための支援であり,在宅にあっても介護する家族が喜んでともに暮らせるような地域をつくることなのだと感じた。
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