特集 日帰り手術の現在
小児日帰り手術の現状と看護婦の役割
高田 聖子
1
,
安部 陽子
1
1兵庫県立こども病院
pp.428-433
発行日 1999年6月10日
Published Date 1999/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901013
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兵庫県立こども病院では,入院ベッドの慢性的な不足から手術待機患者の増加が顕著となり,これを少しでも解消するために,1977年から日帰り手術を導入した.当時は外科において毎週1回午前中に,主にそけいヘルニア手術を3例,手術室の1室を利用して行ない,外科外来の処置室を回復室として使用した.
専用棟建設後の1985年4月からは,本格的に日帰り手術が開始されるのに伴い診療科も大幅に拡大され,1日5例を限度として,毎日日帰り手術が実施されることになった.日帰り手術開始から20年が経過した1997年には,累積手術件数は1万件を突破した.これまでの内訳を表1に示す.
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