特集 ここまでできる外来看護
日帰り手術センターにおけるケア・コーディネーターの役割
大澤 栄子
1
1湘南鎌倉総合病院
pp.625-628
発行日 1999年7月1日
Published Date 1999/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905876
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はじめに
手術を受ける患者にとって,大きい手術,小さい手術という区別は意味がない.手術それ自体が,それぞれの人にとって個別の意味をもつ体験である.従来の入院手術では,入院してから病院スタッフとともに手術の準備を始め,この準備時間を使って医療者と信頼関係を結んだり,心身両面の準備をしていた.
しかし,日帰り手術では術前の準備が外来で行なわれる.術後も家庭が回復の場となるため,外来看護が重要であり,外米看護婦(ケア・コーディネーター)の果たす役割は大きい.今回,日帰り手術におけるケア・コーディネーター(以下,コーディネーターと略す)の果たす役割や看護の実際を事例をとおして紹介したい.
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