グラフ
病院・地域を動かす看護のおもしろさ―浦添総合病院訪問記
横井 郁子
1
1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科
pp.331-334
発行日 1999年5月10日
Published Date 1999/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900996
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患者さんの傍らで耳を傾け,話し合い,少しでも質の高い看護を提供したい.患者さんと対面しては考え込み,ケアを実施してはその結果に一喜一憂する日々.臨床看護婦としてのスタートは,目の前の患者さんしか見ない,見えないものであった.
それが数年経つと,自分の能力,1人の力の限界を知り,10年も経つと仲間同士で支え合いながら行なう層の厚い看護のおもしろさが見えてくる.そして,今,遅蒔きながら,看護の枠を越えて医療,そして社会という大きなシステムが1人の患者さんを支えるというおもしろさが見えてきた.
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