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聖バルナバ病院訪問記
石原 隆良
1
1医学書院編集部
pp.46-48
発行日 1958年9月1日
Published Date 1958/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201538
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今朝大阪についたばかりです.大阪の出張所に荷物を置くと,西も東も分からないままに赤十字病院と聖バルナバ病院に行くことにして出掛けました.迷子にならない為には,知つたかぶりをして電車に乗るよりもタクシーに乗るのが最もよいと考えて手をあげました.ところが,「セント・バルナバ病院」と云うと,運転手は2〜3度きき直してから「ああ,バルナバ病院でつか.大阪ではセントをつけまへんのや」と答えました.そして曰く「御子さんでつしやろ,暑いのに大変でんなあ.男の子はんでつか.」と.
いやはや何と返事をしてよいやら,黙つてすわつているうちに病院の門前に到着致しました.ではその感想を.(33.7.6)
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