特集 1年目ナースの危機
―新人を支える工夫―「言葉」と「絵」で語る3か月研修
城 美奈子
1
1札幌麻生脳神経外科病院
pp.38-40
発行日 1999年1月10日
Published Date 1999/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900895
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就職後,新人は新たな環境への適応,患者理解,疾病理解など,一気にさまざまな試練と向かい合います.そして3か月目頃には自己を見失うほど疲れきってしまう時期に差しかかります.
そこで当院では,就職後3か月の教育研修として,客観的に自分を見つめる機会を提供しています.そこでは,自己の振り返りや,.看護に必要な知識・技術の確認を行ないます.そして同時に,疲れきっている自己を癒し,癒された後の健康な心で自己の看護者像をもう一度整理してみることにしています.このことによって,「看護者としての自己の課題の置き方」が見えてきて,看護チームの一員としての役割をどう引き受けていったらよいのかが整理され,その後の成長によい影響を及ぼします.
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