特集 看護職をいかす組織―鳥取市立病院の看護
看護を支援するコンピュータシステム―生まれたゆとりを直接看護に
森沢 実智子
1
,
上田 礼子
1
,
竹内 いずみ
1
,
広山 恵
1
1鳥取市立病院
pp.368-374
発行日 1998年5月10日
Published Date 1998/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900821
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はじめに
1995年4月,当院では病院の新築・移転に伴い,院内のコンピュータシステムを導入することになった.これを契機に,繁雑で多様化した看護業務の見直しが図られ,看護も大きく変化した.
最も大きなメリットは,医師の業務は医師へ,薬剤師の業務は薬剤師へなど,今まで看護婦が抱え込んできた他職種の業務をそれぞれに返し,看護業務がすっきりと整理されたことである.看護婦はベッドサイドに戻り,直接看護ケアに費やす時間が増え,ゆとりのある看護ができるようになった.コンピュータの導入は,病棟でも外来でも看護を支援してくれた.
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