ひまわり
Aさんとともに過ごした時間の中で
駒木根 絵理
1
1北海道大学医学部附属病院継続医療部
pp.142-143
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900772
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思い出に残る患者は,医療従事者の誰にでもいると思う.しかし,外科病棟から継続医療部にローテーションし,訪問看護で担当したどの患者も鮮明に思い出せるのは,やはりそれだけ密度の濃い関わりをもつことができたからであろうか.
今までに何度となく患者の臨終の場面に遭遇し,また身近な人の死も経験し,私自身も「死」については意識する機会が多くあった.いつ死ぬのかはわからないが,年を重ね,さまざまな経験を重ね,やるべきことをやったと思えてから,その時期が訪れてくれればいいと思う.多分誰もがそう願っているのではないだろうか.
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