特集 魅力的な婦長
信頼できるチームとともに感動さがし
江口 隆子
1
1札幌麻生脳神経外科病院看護部
pp.518-522
発行日 1997年7月10日
Published Date 1997/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900670
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はじめに
今回上司から,「魅力的な婦長」についての執筆依頼があり推薦したい旨の打診を受けた時,正直言って戸惑った.なぜなら,自分自身が今まさに暗中模索,悪戦苦闘しながら,このテーマの「魅力的な婦長」に向かってチャレンジしつづけている,その真っ只中に身を置いているからである.
私の周囲には模範となる上司,同僚,また優れた看護観,資質をもっているスタッフが大勢いる.このような環境,状況にいる私にとって,今回のテーマはあまりにも荷が重すぎることも事実である.しかし,私の病棟のすてきな仲間たちの看護場面を紹介しながら,その場面を通して自分が大切にしてきた看護の振り返りを行なうのには絶好のチャンスかもしれないと考え,挑戦してみることにした.今回は,婦長として,また一人の人間として,自分が大切にしてきたことを見つめ直す機会にしてみたいと思う.
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