懸賞受賞論文「私たちの安全・安楽の工夫」
―アイデア賞―排泄ケアバッグ
永峯 たつ
1
,
小野 美紀子
1
,
佐々 香代子
1
1米沢市立病院
pp.842-843
発行日 1997年11月10日
Published Date 1997/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900581
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工夫の動機
1996年度の当病棟の看護研究で排泄の介助を取り上げた際,ベッド上安静をしいられる患者にとって,ベッド周囲の環境が快適でないことが指摘された.床上排泄時,必要とされるトイレットペーパーや紙おむつなどは,ベッド上およびオーバーテーブルに置かれている.夜間など,ロッカーから不足の物品を取り出す時に音をたて,他の患者の睡眠の妨げとなることもある.毛布やベッド柵の間に紙おむつがある環境は,患者にとっても快適とはいえず,面会者にも不快なイメージを与えていた.そこで,これらの問題を解決するために,排泄ケアバッグを作成することにした.
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