特別記事
医療現場の心理的安全性を高める看護管理者の学びと行動変容①—振り返りと対話,相互フィードバックが人と組織の成長を促す
嶋田 至
1
1合同会社チーム経営
pp.784-788
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202754
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
川崎医科大学附属病院の概要
川崎医科大学附属病院1)は,第二次世界大戦前から岡山市内で医療活動に従事していた川﨑祐宣氏によって1973年に開設されました。岡山県倉敷市の東部に位置し,病床数は1182床,2202名の職員が働いています。1次から3次までの救急医療を提供する高度救命救急センターを有する特定機能病院であり,地域がん診療連携拠点病院,高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業における支援拠点機関,災害拠点病院,エイズ治療の中核拠点病院,認知症疾患医療センターなど,地域基幹病院としての役割も担っています。また,日本で初めてドクターヘリを導入するなど,救急医療にも注力しています。院内には川﨑氏の「医療は患者のためにある」などの言葉が掲げられており,創業の理念が今も大切にされているようです。
看護部の理念は「責任感のある,質の高い看護を提供していくために,自分自身とむきあう・患者とむきあう・自分の看護とむきあう」です。大学病院・特定機能病院としての特性を踏まえ,基幹病院として地域のニーズに応えられる看護を目指しています。責任のある質の高い看護を継続して提供するために,ゆとりとやりがいのある職場環境を確立して,患者さんとご家族に安心と満足感を持っていただける心ある看護を心がけているとのことです。
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.