連載 看護管理 ときにはバーディー ほぼパー・10
広報はまず身内から—院内にも広報していますか?
坂本 すが
1
1東京医療保健大学
pp.920-923
発行日 2023年10月10日
Published Date 2023/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202510
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皆さんは「広報」という言葉から,どんなことをイメージしますか? 新たに開設した治療センターを病院の広報誌やホームページで紹介したり,看護師の採用につなげるべく,看護部の活動や教育体制について,ホームページの記載を充実させるといったことを思い浮かべるかもしれませんね。これらは,病院の活動内容を世間に正しく理解してもらいながら,将来の患者やスタッフとなる人々の病院に対するイメージを高めていくことです。そして,病気になった時に「あの病院で診てもらえると安心」と選んでくれる患者が増えれば,経営的な効果も期待できます。
広報と言うと,このような院外に向けてのPRをイメージする方が多いと思います。ただ,「情報を広く知らせる」という本質を考えると,院外ばかりでなく,院内に向けて情報を発信していくことも重要です。今回は,組織の中に情報を知らせていくことの意義について,掘り下げて考えてみたいと思います。
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