TOPICS
安全・安心なワクチン接種のための体制づくり—佼成病院のCOVID-19ワクチン接種における取り組み
秋山 陽子
1
1立正佼成会附属佼成病院看護部
pp.592-596
発行日 2021年7月10日
Published Date 2021/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201902
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
集団ワクチン接種を安全に
佼成病院(以下,当院:表1)では,新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)の拡大に伴い,2020年3月に東京都の感染症診療協力医療機関に登録し,杉並区の要請に応じて発熱外来を開設した。その後,外来診療以外にも,2020年4月から東京都新型コロナウイルス感染症入院重点医療機関として,軽症・中等症患者の入院診療を行っている。
2021年3月15日からは,国によるCOVID-19ワクチンの医療従事者への先行接種の一環として,職員を対象にしたワクチン接種が始まった。希望する職員(派遣社員・業務委託を含む)850人を2グループに分け,5月14日までに2回の接種を完了した。これにより,現場スタッフがより安全に働くことができ,患者さんの命を守る仕事に一層集中することが可能になった。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.